生産者インタビュー

食の未来を育む、小松島の営農グループや農業生産法人を紹介するコーナーです。生産者たちの情熱から生まれる「農」の新しい可能性が、ここにあります。

上品な味わいが日本の食卓を彩る

ハモ

小松島漁業協同組合
三原 秀之さん

漁協一丸となっておいしさアップに努める

瀬戸内海と太平洋が入り交じり、数多くの河川が流れ込む紀伊水道は、栄養豊富な好漁場だ。小松島漁協では6月〜10月頃にかけて、紀伊水道で穫れた天然のハモを、主に京阪神へ向けて出荷。年々高まるハモの需要にあわせて、収量のアップや品質向上を実現するための努力を欠かさず行っている。
「まずは底引き網の改良から手を付けました。高さをハモが生息している水深に適した形で調整し、身体を傷つけないように編み目の大きさも工夫したんです」

長年、小松島市のハモ漁に携わり続けてきた小松島漁協の三原秀之さんはこのように話す。鮮度を保ったまま消費者のもとに届けるべく、配送にもこだわった。業者委託の場合、ハモ以外の荷物と同じ便で運ばれることもあり、鮮度に気を遣わなければならない。そこで、小松島漁協では独自の水槽車や冷蔵車を準備。ハモ専用のルートを設け、漁協が率先して配送することで、新鮮さを保ったまま各地の市場に納められるようになったのだ。

小松島漁協のハモ

ハモのうまさは小松島市のお墨付き

小松島漁協で水揚げされるハモは、アミノ酸などのうま味を豊富に含みながら、脂肪分が適度に抑えられ上品な味わいが特長。高品質のハモを使い「料亭の風味を家庭でも」というコンセプトのもと、商品開発にも積極的に取り組んでいる。骨切り機を他の漁協に先駆けて導入。通販で売り出した「阿波の鱧 鱧しゃぶ」は、とくしま特選ブランドの認定登録も受け、待ちが出るほどの人気商品だ。また、地元産の米粉を使った「鱧の天ぷら」は温めるだけの簡単調理でおいしいハモ料理を家庭で楽しめる。

これまで徳島県の特産物ブランドのひとつとして展開していたハモだが、2010年を境に「小松島市推奨の魚」という独自ブランドとしてのPRを始めた。小松島漁協では、小松島市のお墨付きを得ることで信頼感が高まり、これまで消費の少なかった関東圏にも売り込んでいきたいと意気込んでいる。
「築地市場での販売額も増え、料亭にも直納するなど、手応えを感じています。関東でも食べられるお店が増えてきているので、機会があればぜひ味わっていただきたいですね」と三原さん。小松島市のハモを全国区にというその想いは、少しずつ現実のものとなっている。

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小松島漁業協同組合
TEL.0120-4649-42
FAX.0885-33-2011
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